小豆島の神社


富丘八幡宮
亀山八幡宮
内海八幡宮
春日神社(小豆島)
城山
おまけ






2012年2回目の遠征は瀬戸内地域です。
その中でも一度は訪れたかった小豆島。やはり海と空がきれいで、来て良かった!と素直に思います。
いったことのない方はとりあえず一度行けばいいと思います。
映画、ゲームの舞台としても有名な小豆島ですが、その”離島”のイメージに反し、瀬戸内海では比較的大きな島で、全島では人口も本土並みの3万人を数えます。高松からは1日30往復以上、本州(岡山・神戸)からも10往復以上の船便があり、最短の土庄−高松間の高速艇は片道30分なので、普通に島から本土に”通勤”できます。そのためか地方にしては有人の神社が多く、御朱印もいただけます。

ただし、さすがに島内の交通は良いとはいえず、レンタカーがなければ1日2000円の「小豆島オリーブバス」パスを使うしかありません。
レンタサイクルも多いですが、正直アップダウンが激しい上に1日千円が普通なので、よほど体力に自信&バスの時間に縛られたくないとかでなければ素直にバスのほうがいいです。2日パスだと2500円と割引率も高いですし・・・・・・


2012/08

富丘八幡宮
名称
富丘八幡宮
所在地
土庄町渕崎
主祭神
応神天皇、神功皇后、仲姫、福禄寿
そのほか


土庄港から自転車で20分ほど。この神社のためだけに小豆島に来たと言っても過言ではありません。
海に面した小高い丘の上にあり、またその参道途中にある桟敷もすばらしいです。
この桟敷には、祭りの際にそれぞれの家族が集まって食事を楽しむそうです。


社殿によれば創建は醍醐天皇の延長4年(926年)、石清水八幡宮の御神霊を迎えて造営されたとのこと。小豆島の八幡宮はこの延長4年創建とするものが多いようです。
村内に八幡宮が特に多いのは、日本書紀に「天皇は淡路から回って、吉備においでになった。また、小豆島に遊ばれた」とあるからでしょう。(日本書紀応神天皇の22年秋)
また、応神天皇の御製に「淡路島弥双並小豆島弥双並宜島島誰片去疎吉備在妹相見者」とあります。(応神天皇の22年夏四月)
もっとも、小豆島は中世を通じて水軍の拠点となったので、あるいは彼らが武運を願って勧請したのかもしれません。







亀山八幡宮
名称
亀山八幡宮
所在地
小豆島町池田
主祭神
応神天皇、神功皇后、仲姫、大黒神
そのほか


少々内陸の八幡宮です。同じく醍醐天皇の延長4年(926年)に創建。ほかの八幡宮と違い、広い境内があります。
古くは「池田八幡宮」と称したようです。「池田の太鼓祭」が著名。こちらの桟敷は国の重要民俗文化財となっています。
時間帯によっては有人。

小豆島内の大きな神社はタイミングによっては神職の方がいらっしゃるようです(富丘八幡宮で確認)が、御朱印を頂けたのは上記二社のみ。





内海八幡宮
名称
内海八幡宮
所在地
小豆島町内海町苗羽
主祭神
応神天皇、神功皇后、仲哀天皇、弁財天
そのほか


入り口が少しわかりづらいです。「マルキン醤油」の近く、薬局の裏手に参道があります。一見するの内陸ですが、登り切って振り返るとマルキン醤油の方向に思いにほか近くまで入り江がせまり、まさに「内海」です。
神社の森は県の天然記念物。





春日神社
名称
春日神社
所在地
小豆島オリーブバス「中山」バス停前
主祭神
武甕槌命?
そのほか


「八日目の蝉」で虫送りのシーンを撮影した中山千枚田。実は「小豆島」を知ったきっかけだったりもします。
資料がないため明細は不明。
映画に違わず背後の千枚田が見事です。 ただし、島とは思えないほど山中にあるため、自転車での到達はあきらめた方がいいです。
バスも少なく、乗ってきたバスが少し先でそのまま折り返すので、滞在時間が5分か3時間か。終バスに乗れば少しは待ってくれるかもしれませんが・・・・・・





城山神社
名称
城山
所在地
亀山八幡宮近く
主祭神
城山神社あり
そのほか
桟敷あり

亀山八幡宮近く。頂上に神社があるようですが、時間がなく上れませんでした。南北朝の遺構があるそう。




おまけ

左:エンジェルロード。 干潮時刻にのみ現れる砂浜で、2人で渡ると幸せになるとのこと。当然1人で渡りましたが。
右:オランダ風車。 小豆島の紹介では必ず出てきますね。土庄港からはやや遠いので、バスorレンタカーがおすすめ。

*神社の紹介は香川県神社庁小豆支部発行『オリーブの島 祭りと七福神』を参考にしました。
*日本書紀の引用は講談社学術文庫『日本書紀 全現代語訳』より。








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